乙寧ディザスター

ネットニュースが伝える君の武勇伝

デスノート

f:id:ot0ne:20180817000918j:image

小学4年生の頃

僕は引越しをした。

慣れない地での新しい生活はとても不安で転校先の小学校で友達が出来るか心配だった。

 

平成19年、当時「 デスノート 」が流行っていたのを覚えているだろうか。

大ヒットし、社会現象にもなった作品だ。

小学生ながら僕は「キラ」に憧れた。

 

転校をきっかけに【自分を虐めてきた奴らは全員殺す】スタンスで僕はデスノートを作った。

もちろん市販のレプリカを買える程の経済力も無く、僕は仕方なしに自由帳をマッキーで黒塗り潰し「デスノート」を作った。

 

正直、僕は転校先の奴らを見下していたよ…

だって僕は新世界の神キラ」なのだからね。

 

ところがどうだ、

皆優しく接してくれる。

初日から学校案内してくれる優しい人がいるし興味持って話しかけてくれる人も沢山いた。

思っていた学校生活と違う、僕は闘うんだ。

現実と理想がすれ違い、少年の心にこびり付いた狂気が産声を上げた。

僕は『殺す相手を探し始めた』。

 

まずは小学校というカースト社会での重大な行儀 ドッジボールで自分にボールを当てた奴を殺してやろうと思った。

しかし皆僕を守ってくれる、

 

 

邪魔をするな。

 

 

勉強をあまりしてなかったので馬鹿にしてきた奴を殺そうと思った、

だがしかし皆優しく教えてくれた。

 

 

ヤサシクスルナ、ヤメテクレ…

 

 

ドロケイ】で捕まえてきた奴の名前をデスノートに書いてやろうと思い、当時わざとマッポ役の奴らに捕まりに行った。

だがアイツらは助けに来てくれる。

 

ことごとく自分の計画を善意で崩して来る

「最高の仲間・友達」に一本取られたよ。

 

だがここで終わるおとねちゃんではない。

 

新世界の神になる為に少しでも嫌な事があればデスノートに名前を書くという悪習性が付いてしまったのだ。

 

決して嫌いな人では無いのに少し嫌な事があれば、された事をメモしてデスノートに名前と死因を書く。

 

その陰湿な生活習慣を二学期の終わりくらいまで続けていた。

 

正気の沙汰ではなかったと思う。

 

毎日ランドセルに入れて肌身離さず持ち歩いていた。

しかし、ある日 学校にデスノートを忘れてしまったのである。

 

担任の「三浦先生」は僕の奇行に薄々勘付いていたみたいだ。

机の中を見られてしまった。

 

僕がデスノートを書いていた事がバレてしまったのだ。

後日、三浦先生と二者面談をした。

僕は罵声を浴びせられ、臭い口から放たれる「説教」という心身的威圧をかけられて泣き目になっていた。

 

三浦先生「何でこんな事をしたの!?」

僕「ぼくはキラだからです。」

 

一発でスクールカウンセラーにぶち込まれた僕は大人に対して心を閉ざしてしまった。

 

しかし自分にも善意というものがあって

反省もした。

 

一生このカルマを背負い生きて行くんだと思うと正直荷が重かったが、謝りたくはなかった。

そこから僕の大人への不信感が芽生えてしまったのだ。

当然、デスノートは親に報告され処分されたが僕は2冊目を作った。

 

2冊目の最初で最後の名前を書いた

 

三浦先生

 

僕は三浦先生を殺した。

その後ノートは捨てた。

 

現実なんて分かってる。

何も変わらない日々だし、結局僕は「キラ」にはなれなかった。

自分から人を嫌って、自分から傷付こうとしていた。

皆いいやつで先生も生きてる。

変わらない日常が続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年後僕は浅野いにおと出逢う。